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メンズファッションにとって必要なものはある程度の抑揚だと思う

ドレスとカジュアルのバランス。
最近ファッション板でもよく目にするワードである。
例を挙げればいくらでもあるのだが、ジーンズなのにテーラードジャケットを上に羽織ったファッションがこれの代表だと思う。
tailord01.jpg
こういった感じ。(ちなみに画像元はめちゃめちゃ評判の悪い脱オタ用通販サイト)
もはや定番と言っていいぐらいよく見かける格好で(もしかすると陳腐化してるのかもしれないが)これについてダサいと思う人はあまりいないはずである。
仕事着であるスーツの上(ジャケット)と、普段着であるはずのジーンズを合わせることが世間的にカッコいいということになっているし、少なくともこれが妙ちくりんな格好だと言う人はいないだろう。
こういう風に違う毛並みのアイテム(それこそがドレスとカジュアル)を組み合わせるとオシャレですよ、という理論のことである。

最初に言い出したのは多分このサイト↓

KnowerMag 現役メンズバイヤーが伝えるおしゃれになる方法

雑に言ってしまえば、脱オタ記事を(ある程度)プロと呼べる人間が書いてるからお金払って読んでねというブログ。
ありがちといえばありがちなのだが、更新頻度も高く、よくある脱オタ指南と違って変な諦めや妥協が無いので暇な時に(無料分だけど)楽しく読ませて頂いている。
ファッションのイロハの部分から丁寧に解説してくれており、自分の服に自信がない人にとっては、目を皿にして読みたい内容なんだろうなと思う。メルマガの中ではかなり業績もいいらしく、今後ファンや「信者」も増えていくだろう。(俺も信者が欲しいわ・・・(´・ω・))

私の基本的なスタンスとしてMB氏のブログや本人のアンチではない(と思う)のだが、MB氏のこのドレスカジュアルバランス理論の中にどうしても100%納得できない点がある。
ドレスとカジュアルのバランスをとれば必ずしもオシャレになるのか、オシャレになるためにはドレスとカジュアルのバランスをとる以外の方法がないのか、といった部分だ。
カジュアル一辺倒やドレス一辺倒は(私服として)果たしてダサいのだろうか。
ドレスとカジュアルのバランスという概念のみで、ファッション誌でよく目にするハズし・差し色・こなれ感といった概念は説明できるのだろうか。
世間一般でダサいとされてるDQNファッション・オタクファッション・ホストファッションは、ドレスとカジュアルのバランスを気にすればマトモになるのだろうか。
結論から言えば、MB氏のこの理論は間違っているわけではないと思う。しかし、言葉が足りていない。だからファッションに興味のある人から見れば、納得できる点がある一方で、多少なりとも首を傾げてしまう点もあるわけだ。

バランス理論で説明しきれないモノについていくつか例を出す。(長いので結論を急ぐ人は読み飛ばしても構わない)

例①スーツ
バランス理論によれば、スーツはドレスアイテムの中でも(ほぼ)最上級なドレスアイテムであろう。
ここまでは誰もが納得できる部分である。
しかし、スーツもその要素を細かく分析していけばそこまでドレスでない要素がいくつも見つかるのである。
基本的に余計な意匠がついていないことがドレスっぽくするための要素である。しかし、スーツのジャケットには目に見えるポケットが3つもある。カジュアルな服であるモッズコートやスタジャンよりも実はポケット数は多いのだ。(ジャケットについているポケットをわざとオミットしているブランドもあるが)
メンズスーツグレー着こなし2

ネクタイについてもなぜカラフルなのか。最上級にドレスにしたいのであれば余計な色使いは不要である。ネクタイをつけるつけないはちょっと置いておいたとしても、白や黒にしたほうがよりドレスになるはずである。
現代では「スーツはこういうもんだからこういうもんなの」ということで現代では決まり事のようになってしまっているが、スーツ内でドレスカジュアルのバランスをうまい具合にとろうとした結果こうなったというわけではあるまい。

例②Tシャツ
Tシャツ(ポロシャツでも)を1枚で着る時によく言われることがある。「鍛えておこう」である。
筋肉モリモリはともかくとして、このぐらい大胸筋があったほうがサマになるとされている。
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しかし、これはドレスカジュアルバランス理論では説明できないと思う。
Tシャツは言うまでもなくカジュアルなアイテムである。そのカジュアルにバランスをもたらすのはドレスなわけだ。
この大胸筋の生む陰影というのはドレスなのだろうか。どっちかといえばワイルドであり、そもそも皺が寄っているということを考えればカジュアルに分類されると思う。
Tシャツの持つカジュアルさを打ち消すためのドレスを目指すならば、(たまに見かける可哀想なぐらいおっぱいの無い女のような)ストーンと落ちたまっ平らなTシャツのシルエットのほうが向いているのではないか。
ドレスカジュアルバランス理論ではTシャツはなるべく鍛えずに着るべきだとなってしまい、これもまた世間の価値観とは大きくズレている。

些か強引な例だったかもしれないが、他にもこういったドレスカジュアルバランス理論では説明ができない(世間でオシャレとされている)ファッションがあるということである。
いよいよ結論となるが、(特にメンズファッションにおいては)ある程度の抑揚が求められ、抑揚がないファッションはダサい・垢抜けないとされてしまうのだと思う。
ジャケットのポケットやTシャツの筋肉による陰影がカッコよく見えるのはなぜか、それは絶妙なバランスで服に抑揚を作っているからである。
抑揚というとかなり抽象的だが、メリハリとも言い換えられるしアクセントでもいいだろうし、ある程度の脈絡の無さと捉えてもいいだろう。そのメリハリの付け方にもいくつもの方法がある。
アクセントがない(少ない)服は平坦であり、ノッペリしている。よく言えば優等生的であるが、悪く言えば目立たず垢抜けずダサいのだ。
ドレスカジュアルバランス理論についても嘘ではないわけである。しかし、「ドレスとカジュアルのバランスをとればオシャレにみえる」では言葉が足りていない。本当は「ドレスとカジュアルのバランスをとることによってそこに抑揚が生まれオシャレにみえる」が正しいのだ。
ドレスとカジュアルのバランスをとるのはあくまで、抑揚を作るにあたっての方法の1つでしかない。だからこそ冒頭で述べたドレスカジュアルバランス理論から外れているオシャレが存在するのだ。
抑揚を作ることが目的だということが抜けてしまっているため、ファッションに興味のある人がMB氏のブログを見ると腑に落ちない理由がこれなのだ。
カジュアル一辺倒、ドレス一辺倒でもオシャレな人・そうでない人の差はクッキリとできてしまうことに対する説明付けにもなるだろうし、差し色やハズシの意味というのも全て抑揚を作るための方法の1つなのだ。また雑誌LEONでお馴染みの「ちょいワル」という概念も抑揚のことであると考えると納得しやすい。

そもそも、特に男は抑揚を求められることが多い。

分かりやすい例は髪型であろう。
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小学生男児にありがちな髪型である。特にセットすることもなくある程度伸びてきたら床屋に行って切る。これを繰り返すとこんな髪型になる。ある意味一番自然でニュートラルでフラットな髪型だと思う。
画像引用元の彼には全く悪意はないし少年らしい髪型であると思うのだが、大人がこの髪型をしていたらダサいとされがちである。
この髪型には抑揚が全くないからだ。オシャレを目指す大人は美容院に行ってカットやワックスやパーマを駆使して抑揚をつけてこういったテンプレ小学生髪型になることを避ける。その結果としてオシャレとされる髪型になるわけである。(女性はある程度ナチュラル重視の髪型が望まれるのに対し、メンズのこの現象はなかなか興味深いと思う)

その他の身体的特徴についても同様である。
顔が薄い、背が小さい等(こういった身体的特徴を持っている日本人は多く、読者諸君の中にも一定数いるであろうことは自覚しているが)は垢抜けないとされ、実際にイジメの対象になる確率も高いだろう。(これについても女は背が低い顔が薄いであったとしても可愛いという扱いになることが多い)
持って生まれた身体的特徴について揶揄する気は毛頭ないのだが、顔が薄い背が小さい人もまた抑揚に欠けるからダサいわけである。

服についてももちろんそうである。
女性にはワンピースという便利なアイテムがある。これをスポッと着てしまえば(靴やカバンやアクセサリー以外は)一切悩まなくなる。
男にはワンピースと呼べるアイテムは基本なく、せいぜいサロペットぐらいか。そのサロペットでさえも、男は肩紐を外してなるべくインナーを見せる着こなしにしている場合が多い。
こういったところからも男が抑揚を求められる生物であることを伺いすることができるだろう。

このように考えていくと、抑揚というのはそれ自体がカッコよさ、男らしさにそのまま直結するような気がする。
顔がそれなりに整っていても、運動神経が悪かったり体が小さかったり変に優等生すぎるとモテないのと一緒である。


じゃあ抑揚全開で行けばいいのか、そんなことはないのはもう感覚で分かるだろう。
いわゆるDQNファッション・ホストファッションは抑揚をマックスにすることによって目立とう・他者を威圧しよう・自分を高いところにいると見せようとしているわけである。普通の女にオシャレと言われることはない(ピアニッシモあたりを吸ってるパチンコ大好き金髪馬鹿女と性交渉したいのであれば抑揚マックスにすることをお勧めするが)
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あくまで、「ある程度の」抑揚に留めておくべきだ。
ちなみにだが、オールドスタイルのオタクファッションもまた、抑揚がありすぎてキモいということに気付いただろうか。
ただ街を歩くだけなのに指出しグローブ、汗をかく作業をしないのにバンダナ、体にあってないサイズの服、まるで夜逃げするかのようなデカイリュック、アニメTシャツは見てる我々からすれば不必要なものである。
不必要なものを身につけているのは、少なくとも買い物や街歩きにとっては意味不明、脈絡がなさすぎるというわけである。だからダサい。

では、抑揚の全くないファッションとはどういうものか。それがこの脱・脱オタファッションカテゴリで問題としている脱オタファッションであるのだ。
抑揚のありすぎたオタクファッションに対するアンチテーゼとして、とにかくオタクに見られないということを目標に構築されているんが脱オタファッションだ。だから、方向性はオタクファッションとは真逆の方へ真逆の方へ流れていくのは当然だと言える。
前の記事でも述べたが、オタクファッションに比べれば脱オタファッションは遥かにマシである。不快感を持つ女子も少ないだろう。少なくとも人間扱いしてもらえるだろうし、気を抜いた日に大学に着ていって恥ずかしいものではないと思う。
しかし、それではこのブログのメインテーマである「垢抜ける」(やオシャレ)には当てはまらない。

とはいえ抑揚のないファッションにも明確にメリットは存在する。
面白みがないからこそ、年上からのウケは良い。もしも彼女の家にお邪魔する時に敢えて迷彩柄のジャケットを着たり、ダメージ加工の強いジーンズを穿いていく人は滅多にいないと思う。黒いジャケットにクリーンなチノパンにする人が多いはずだ。
優等生的であり面白みがなく、ともすれば垢抜けないと思われがちではあるものの、眉をひそめられることが減るのは間違いない。(葬式の時に黒いネクタイをつけるのもドレスに寄せたいからではなく、死者を送るという厳かな場面において抑揚をつけるのはマナー違反だから、という考えが元になっているような気がする)
余談だが、個人的にはノームコアとは抑揚のない自分を自分が認識することにより抑揚を作るファッションのことだと思っている。これについてはいずれブログで語れたらいいなと思っているが、その頃にはノームコアという言葉自体が無くなってそうである。

長くなってしまったが、MB氏含めて誰かに対して喧嘩をふっかけたり馬鹿にしようという気は毛頭ない。
そして、このブログは商業目的ではないし、アフィリエイトもつけていない。
見られても見られなくても、賞賛されても非難されても、私には何の影響もないからこそ、ある程度自分の意見を包み隠さず言うことができる点はありがたいのだ。
もしも金が絡むのであれば、いくら私でも丁寧語を使うし服のブランドや個人の特徴を挙げて「これは無い」とは言いにくいだろう。

最後に余談だが、MB氏の名前はメルセデス・ベンツの頭文字であるとも読める。(実際には違うが)
私はBMWである。ファッション理論云々以前に元々ソリが合わない人物なのかもしれない。

賛否両論ある内容だと思うのでご意見ありましたらお気軽にコメント欄まで。
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コメント

No title

まんま俺の髪型馬鹿にされててつれーわ

斬新な切り口だけど納得できる部分も多かった
特にアキバ系ファッションが本質的にはヤンキーやホストに近いという点

No title

「イケメンだけど運動音痴」って抑揚じゃね
あんまかっこよくないけど

ああ

No title

石井康明:
つれーわ(´・ω・)

MB(偽物)さん:
ありがとうございます。
このブログで触れるつもりは今のところないですが、アキバ系やヤンキーって周りが見えてないこと多いですよね。
ある程度近い存在だと裏付けられてよかったです。

あさん:
どっちかというとキレイな服を着てても・・・という意味での例えです。
イケメンぐらいであれば運動音痴でもいいんでしょうけども、整ってるレベルだとやっぱりモテない印象です。

 :
ああ(´・ω・)

MBさんのブログを購読しているものです。
MBさんのブログでは「抑揚」という言葉は使われていませんが、ドレスとカジュアルのバランスをとる意味として「緊張と緩和」というワードで説明されることが多いです。意味はほぼあなたの「抑揚」と同じように思います。
私は無料のブログとメルマガを併用しているので知っていましたが、メルマガにしか載っていない情報ならあなたは知らなかったのかも知れませんね。
それともうひとつ。ドレスとカジュアルのバランスをとることは簡単にオシャレに見えやすいという理由だそうです。ドレスだけ、カジュアルだけでオシャレに見せることはできるそうですが、難しく汎用性がないという理由で紹介することは少ないです。ドレスとカジュアルのバランスをとることはオシャレに見せるひとつの方法であって絶対ではないということもブログでは語っています。
以上、メルマガ読者として気になった点があったのでコメントをしました。

No title

コメントありがとうございます。
正直申し上げまして、私はMB氏の無料記事でさえも全部読んでいるわけではないので、そういった情報を頂けるのは非常に貴重です。
なによりもファッション板で言われているように、MB氏のアンチでもないですし対抗するつもりも全くないので色々教えてくださるのは役に立ちます。
もしも、ファッション板経由であったとしても私のブログ内容が理由でお気分を害されたのであれば申し訳ありませんでした。
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BMW乗っててつれーわ

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